快獣ブースカ　第３１話～３４話

発明好きの少年、屯田大作がペットのイグアナであるブースカを「ゴジラ」のような怪獣に仕立てようと、自作の栄養剤「クロパラ」を与えた。ゴジラとまではいかなかったが、ブースカは元の30倍の大きさになり、ユーモラスな顔とずんぐりした体、人間並みの知能と様々な超能力を持った「快獣」となった。そんなブースカを取り巻く子供たちや、近所の住人たちの間で繰り広げられる珍騒動を描く。

子供達で混み合う公園で遊んでいた大作が大怪我をしてしまった。町には子供の遊び場が少な過ぎるのだ。心を痛めたブースカは子供達が安心して遊べる遊園地「ブースカランド」を造るため、毎日朝から晩まで働き始める。

ブースカとチャメゴンは「父の日」と同じように「快獣の日」も作って欲しいと町長に申し出た。町長はその要求をかなえる交換条件として、難問ばかりを出してくる。その裏には町長が言いなりになっている”電子頭脳の神様”の存在があった。

ブースカとチャメゴンは地球一周早回り競争の途中、ドンキー船長を名乗る老人と出会う。船長は先祖の宝物が眠る浮き島、ドンブラ島を追いかけているのだ。一行はドンブラ島を発見し上陸するが、チャメゴンだけはぐれてしまう。

チャメゴンを探し、島の奥に進むブースカたち。ドンブラ島には、呪いによって外すことのできない狸の仮面をつけられた人々が住んでいた。呪いを解くにはポンポコ山にある”鳴らずの太鼓”を鳴らさなければならないというのだが…。